山梨の家には、オーディオなどの音楽ソースがない。 当初は、最近はやりのホームシアターといわれる、大型の液晶ディスプレイと5.1サラウンドなどを揃えようと思っていたのだが、済んでみると自然環境の中でTVなどの存在は、あまり似合わないし、欲しいと思わなくなった。 ただ、 やはり音は欲しい。 20年以上まえに実家にいた頃は、父親がオーディオ好きだったので、KT−88のモノアンプを二台使っていて、スピーカーはアルテックの図面をもとに、ヤマハに特注したエンクロージャに、JBLの130X2+175という大型のものを使っていた。 当初は、サイテーション1というプリアンプやガラードの401というプレイヤーも使っていたが、さすがにこれらは引退した。 当時のソースは、とにかくレコードで、オープンリールや後にCカセットもあったが、CDは無かった。 レコードは、クラッシック中心に5000枚くらいが、綺麗に整理されていて、SP盤もあったけど、ほとんどがLPのRIAA録音のものだった。 そんな環境で育ったのに、実家を離れてからは長いこと、まともにオーディオ機器を揃えるなんていう環境がなかったので、実に30年振りくらいで、オーディオ機器の購入を検討している。
雑誌やらネットやらで調べて、ここ半年くらいずっーと悩んでいたのだが、昔から憧れていた300Bのアンプを手に入れることにした。 ソースは、いまやCDなんで、イコライザは要らず、シンプルな構成だ。 問題は、スピーカーで、最近は住宅事情のせいも有るのか、とにかくタワー型のスピーカーが多く、これらは感度があまり高くないので、300Bのシングルでは、押し切れないのではないかと思っている。 まぁ、90dBくらいのものは、なくもないのだが、やはり95dBくらとなると、大型のものになり、予算との兼ね合いもあるが、選択子がぐっと狭くなるようだ。 最近は、視聴できるオーディオ屋も減っているのだが、年末、年始を前にどうにか揃えたいところだ。