先月末で退任した多言語コールセンター事業会社の社長のご招待で、大先輩の女性経営者と三人で会食。彼女とは、かれこれ20年近くのお付き合いで、多言語コールセンター事業会社にも僕がお願いして支援してもらっている。
彼女は、情報サービスと通信サービスを融合したベンチャーを46年前に起業し、自らがベンチャー経営者であるとともに、数多くのベンチャー企業家を育て、多くの人からベンチャーの母と慕われている。
僕は、知り合ってからたくさんのことで、支援、指導をしていただいてきたが、未だそのご恩に報えないことが、甚だ申し訳ないと常々思い、1日も早く貢献したいと忸怩たる想いでいる。
そんな彼女に、いつも感心させられるのは、政財界に広く人脈があり、その気になれば、安定して安穏とした生活にシフトできるはずなのに、そんな事は微塵も感じさせず、常に挑戦的でチャレンジを続けている姿だ。今夜も、今の目標を明確に宣言し、その熱い想いを語ってくれた。
そして、これもいつもなのだが、彼女は決して自分だけではなく、周囲の人を叱咤激励するこを忘れない。だから、電話にしても面談にしても、いつも最後は「頑張りなさいね」の言葉で終わる。自らの事で相談などでお会いしても、最後はいつも相手を励ます姿勢というのには、本当に頭が上がらない。
やはり、こういうスビリッツの人こそが起業家であり、数多いるベンチャー支援を職業とする人達には感じられない、尊敬の念を禁じ得なかった。