とある協業可能性のある米国企業に、打ち合わせの事前準備としてNDAを締結しようかと申し出たら、早速雛形が送られてきた。この雛形は、契約当事者では、情報提供者と受領者として契約者がどちらにもなるMuturalのものだ。
最近は、このパターンのNDAが増えてはいるが、日本ではまだまだ珍しいかもしれない。特に、日本の大手企業の場合には、かなり上から目線というか、ご都合主義的なものを掲示してくることが多い。
僕は、こういうのをもらうと、甲と乙を入れ替えて、相手がサインするかを聞いてみたくなる。もちろん、事案によって情報の開示が一方通行な場合はあるけど、協業検討などでは相互提供が前提だ。それなのに、どうも相互という考えの内企業も多くて、そういうところは大抵は、いけてない企業だ。