寒すぎるので、日曜日だけど比較的ゆっくりと朝食をとって、ワルシャワ市内を散策。日曜日とういうことで、ヨーロッパの定番、蚤の市を覗いてみた。コゥオのフレアマーケットというのが、ホテル近くからトラムに乗って、20分くらいのDaliboraいう駅の近くで、週末に開催されている。
まぁ、しかし 誰が買うんだよこれ? とツッコミたくなるようなものばかり。はっきり言って、それここに持ってきて並べたり、片付けるだけでも大変でしょうがという感じのジャンクだらけだ。
長年に渡り戦火に晒されてきた国だけに、戦争時の武器や勲章から冷戦時代の共産政権のモノが多いのが特徴かもしれない。あと、ヨーロッパでは、作家のわからない絵画や、被写体がよくわからない写真も沢山ある。観光客向けなのか、古い写真を沢山並べてる店があり、1947年の写真をみると、見事にワルシャワは焼け野原だ。
何も買うモノはなくて、そのあとトラムで旧市街に移動して、ワルシャワ王宮を見学。11月は無料だそうだが、中庭で一時間行列に並ぶ。まっ昼間だったのだが、気温は零度くらいで、列がなかなか動かないのは、さすがに辛かった。
この王宮も戦後に再建されたわけで、館内の絵画にしても装飾にしても、とにかく新しくて色鮮やかだ。旧共産圏の国にいくと、いつも感じるのは、支配層の贅沢と労働層の格差の凄さだ。行き過ぎた資本主義が格差を増長し二極化が進み、ついに歪みが爆発していると言われてるけど、共産主義における格差も相当だ。
夜、大阪と東京から来た共同研究者らと合流し、明日からのプロジェクト関係の打ち合わせの意識合わせして解散。