IEEE802.11aiは、12月に標準が正式に出版されて、今回のPlenaryでは、その表彰とプレスリリースの承認というのが、最後のお仕事としてある。プレスリリースは、IEEE-SA(Standard Association)が出すのだけど、そのドラフトの作成と承認は、802.11WG/802SCで行われる。
こういう広報的な部分は、WGのセクレタリーが責任者として仕切っているのだが、まずはドラフトというか叩き台をTGチェアである僕が起草した。
今日の午後の特別セッションで、関係者が集まってその内容について、精査、修正をしたのだが、公開の場で英文添削を受けてるみたいで、恥ずかしいけど、良い勉強になった。
センテンスの書き方とかで、プレスリリースの場合には、ここは大文字で初めるほうがいいんだなんてのは、教科書には載っていないことだ。そのほか、細かいエディトリアルなのもあったけど、センテンスを変えるとともに、単数形を複数形に直すとこなどもある。
そんななかの一つで、StadiumをStadiumsにしたら、ベテランの人からそこはStadiaが適切だという指摘をされた。そうなのか...知らなかった、勉強になったとFaceBookに呟いたら、なかなかに反応があった。
こういうのって、標準化に関わることの副産物として、とても良いことだなぁとつくづく感じた。
夜のチュートリアルでは、日本の研究機関から一つ提案があったけど、反応はなかなか厳しい感じだ。やはり、呉越同舟というか大所帯で何か持ち込むと、それはそれで結構大変な背景があるんだなというのを感じる。
でも、それなりに共通課題意識は、もてそうなので、戦術的なところをうまく整理すれば良いなと思う。ちょっと、ご縁のあるチームなので、なにかサポートできれば幸いだ。