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2017-03-16 良きメンターに囲まれて

_ [電波][仕事] 良きメンターに囲まれて

  IEEE802.11の木曜の夜は, CAC (Chair, Advisory Committee)という会議。この会議は、Face to Face会合の始まる前日の日曜日の夜と、最終日前日の木曜日の夜に開催される。また、二ヶ月に1回の会合の間に、二回程のテレカンも行う。

  このCACは、その名前のとおりて802.11のWG及び各タスクグループ、やスタデイグループのチェアが参加し、全体会合のアジェンダや、部屋の割り当て、運営ルールの改定などの議題を調整する。また、上部団体であるSA(Standard Association)のスタッフも参加しており、国会で言えば議運みたいなものになる。

  この会議のメンバーの多くは、WGのチェアらをはじめとして、皆ベテランなわけで、6年前に11aiの前身となるFIA Study Groupが組成された時に、僕はその末席に参加することになった。それ以来、本当にいろんなことを、この会議で教えてもらったことが思い出される。まぁ、僕にとっては、この会議のメンバーは、全員が貴重なメンターだ。

  まだ、標準化としてやるべきことはあるから、IEEE802の活動には、参加する予定ではいるけれど、とりあえずCACに出席するのは、再びSGやTGのオフィサーになれば別だけど、一応今日が最後になる。

  そんなわけで、最後のラウンドテーブルで、みんなに謝意を発言したら、スタンディングオベレーションで拍手をしてくれた。また、先週残念ながら他界した仲間に対する追悼の記帳についても、責任持って家族に届けますということを伝えたのだが、これに対してもきちとんアナウンスし記帳のための準備したことに対して、感謝の言葉をもらった。こういうところは、本当にコミュニティとしての連帯感を感じ、この標準化に貢献できたことを誇りに思うものだ。

  今日は、日本時間で僕の50歳73ヶ月目を迎える日ということもあり、11aiの完了とともに、多くの人からSNSやメッセンジャーでお祝いの言葉をいただいた。そして、夜はCACが終わる遅い時間にも関わらず、会議に参加している日本の仲間が、ホテル近くのステーキハウスで、誕生祝いと11aiの終了を祝してくれた。

  思い起こせば、2010年の誕生日も、オーランドで開催されたIEEE802.11のPlenaryの会期中で、この時にSG設置への動議が承認されたのだった。

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