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2019-10-14 Compactな強み

_ [仕事] Compactな強み

  今日からエストニアの電子政府の研修。ここ数年エストニアの電子政府については、実に多くの人が官民問わず視察したり、その報告を発表したりしているわけで、僕はまぁ何周も遅れて調べにきました状態。

  本来、13名の参加と添乗員も同行と予定されていたのだが、台風の影響で今日の参加者は、4人のみ。それでも、現地側のプログラムは、全て予定どおり実行される上に、参加者であり主催側でもるMさんが、元エストニア大使館の職員だった方なので一安心。

  というわけで、今日は午前中がホテルのセミナー室での講義からスタート。まずは、エストニア外務省の方のご挨拶のあと、電子政府の取り組みを支えるナレッジセンターであるアカデミーのシニアエクスパートの方のプレゼン。

  そのあと、電子政府のコアであるeIDのコンセプトと実装の説明、さらには官民協調であるPPPの取り組みと、計三つのプレゼンテーションと質疑。その後、場所をe-governmentの広報施設のある空港近くのビルに移動してランチ。ランチのあとは、実際の電子政府のサイトを使って、電子政府のサービスの実態やデータの相互参照の仕組みの解説をうけ、最後にこれらによる投資効果の総括的なプレゼンを受ける。

  基本的に、取り組まれているシステムは、もの凄くシンプルなので、技術の話しや実装の話しは、どうしても繰り返しになるが、その背景には、国民性や長い歴史的な背景から来る、民主制に対する良い意味での拘りを感じる。

  そして、何よりも133万人という東京都の7分の1の人口という、コンパクトさと、独立によるリスタートという環境の強みを感じる。

  今日の研修の範囲から感じるのは、日本で進められいてるスマートシティな話ししのロールモデルとして、自治体や地方都市への参考になる部分が多くある。もちろん、その根幹の部分は、国全体として参照すべき取り組みでもある。

  また、官デ法やデジタル手続き法やCSTIでの取り組みなどは、いままで多くの関係者がここを訪問しているので、それなりに影響を受けていることが、端々に垣間見えた。

  1日目の研修を終えてホテルにもどり、今日の参加者全員で旧市街のレストランで食事、その後、Mさんの案内で、隠れ家的なビールバーで、1日を振り返って解散。

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