今日はエストニア視察・研修の最終日。すでに、政府系のeGAなどの訪問は昨日までで終わって、今朝はタリン大学のインキュベーションセンターと、こちらの民間のIT企業を訪問。インキュベーションセンターは、まぁよくあるパターンで、特段の特徴は見出せなかったけど、特定の地域にセクタライズしているのは、日本が真似できないことだと思う。
最後の訪問先で、初めてシステムのエラーやトラブルな話が出てきた。昨日までは、基本的に良いお話ばかりだったので、なかなかリアルな話が最後に聞けたのは、なんかちょっと一安心。
昼前に全ての予定が終わって、すぐ近くの空港へ移動。チエックインしようとしたら、なんと予約が無いとのこと。電子チケットの控えでは、全てコンファームされているので、まったく訳がわからない。とりあえず、チケッティングカウンターでないと判らないというので、チケッティングカウンタへ。ここでも担当が電話でどこかに問い合わせても理由がわからないので対処が出来ないとのこと。この時点で、予定のフライトの出発時刻まで50分という危機的な状況。
今回は、研修ということで、航空券もホテルも日本の旅行代理店がバッケージしていて、添乗員までついてる。ところが、出発日の台風の影響で、添乗員殿はなんと水曜の夜に現地入りして、実質昨日と今日だけ同行しているという不思議な状況。
チケッティングカウンタでは、結局とにかく飛行機に乗りたければ、同じスケジュールの新しいチケット発券するので、それを買えとのこと。もう時間的にそれしか選択がないので、件の添乗員さんに悩んでても何も解決しないから、まずはチケットを買ってもらい、なんとかヘルシンキへ。
ヘルシンキの乗り継ぎカウンターで、事情を説明したら、なんとオリジナルの予約はちゃんと生きていた。というわけで、無事に予定通りに帰れることに。
それにしても、添乗員さんは、乗り継ぎカウンターで順番がきたら、カウンタのお姉さんに"Thank you for waiting"って言っちゃうとても残念な語学力。とうぜん、まともに説明も出来ないので、交渉も説明も結局自分でやることになったけど、まぁ余計なチケットの購入は、代理店のカードで負担でしてもらったので、同行してもらった意味はある。これは、どうせリファンドされるだろうけど、自分のカードで一度でも支払ったら、その後の手続きが面倒なので助かった。
それにしても、せっかく電子政府のサービスがワンストップで便利なお国ですという話を散々聞かされたのに、電子政府の外側のサービスでは、こういうトラブルが起きるわけだ。これって、eIDとってないからなんてことは関係ないけど、なんかちょっと残念な最後だった。