今日も午後は、SIPがらみの打ち合わせの三連打。SIPは、国が重点的なテーマを選択して、民間が中心となって社会実装まで取り組み自走できる仕組みをつくることを想定している。だから、国が出す研究費用に対して一定の比率で、民間に自己投資を求めている。
ところが、こういう肝心なコンセプトが、テーマによってはきちとん浸透していないようで、国のファンディングエージェンーシーからの委託研究というスキームの発想でマネージメントしようとしているテーマもある。
たまたま、僕は二つのSIPのプログラムに関係しているので、異なる予算執行団体のやり方が見て取れるのだが、どうもこの辺りの統一感の無さに不安を覚える。結果的に、こういう制度のコンセプトをしっかりと咀嚼できてないプロジェクトは、その評価も厳しくなるのだが、多分に間に入る予算執行団体のマネージメント問題も大きいかもしれないと、今日おもってしまった。
結局のところ、社会実装と学術研究の間をどうするかは、制度設計と骨太なリーダーシップ次第なんだろうな。