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2019-10-16 マナインバーカードへの誤解

_ [仕事][] マナインバーカードへの誤解

  エストニア研修の3日目は、まずスタートアップ支援のコワークスペースの見学から。WeWorkの問題で、この業界のビジネスモデルそのものも、いろいろと騒がれているけど、そんな影響はここにはなさそうだ。

  電子政府のと取り組みは、スマートシティのアーキテクチャの参照モデルになるけど、こういうスタートアップ支援とかアカデミーのような人材の育成も、持続性のために必要な要素で、アーキテクチャ設計が示すべき一つの視点だろう。

  二つ目の視察は、エストニアの情報登録局で、日本ではさながら法務局のようなもので、法人登記の手続きを実際にサイトを使いながら説明を受ける。基本的には、とにもかくにも全て同じ仕組みで、アプリケーションが違うだけというのが、電子政府のとてもシンプルな部分だ。

  昼を挟んで、eGAでヘルスケアのeHealthのデモと説明。こちらは、AIホスピタルでも参照したいモデルだ。エストニアでも、電子政府以前に、各病院に異なるカルテがあり、電子カルテ的なものもあったわけだが、基本的にそれらを変えるのではなく、コンテキストとアクセス権の分離により、うまく移行が進んだというのも、割り切りの良さだろう。

  ところで、今日までに何回か日本のマイナンバーが、エストニアの人から引き合いに出されている。これが、どうも勘違いがあるようで、日本のマイナンバーカードには、多くの情報が記録されているような言われ方をしている。この辺り、日本からの情報がなにか謝って伝わってるのではないだろうか? もっとも、日本でも内閣府が説明ページを作っているくらいだから、なかなか分かりづらいのかしらん。でも、エストニアの関係者、この道のプロばかりなのになぁ。


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