幕張でInterop 2006がはじまり、きょうは自分がモデレートするワークショップを勤める。 Interop Tokyoは、今年で13回目をむかえるが、ここ数年ちょっと規模が小さくなっている感は否めない。 かつては、インターネットの基礎を学んだり、最先端の技術やトレンドを知る場所として、企業なども沢山の人間をワークショップやチュートリアルに出席させていた。 しかし、インターネットが社会基盤として不可欠なものとなった現在、学校教育や書籍など多くの場所と方法で、インターネットについて知識を得る場所が増えてきたことから、その需要が分散しつつあるのではないだろうか。
ワークショップのスピーカーなどのために、事務局で用意する控え室では、毎年同じような顔ぶれの人間が集まる。 毎年一度だけここで会う人とかがいたりして、一つの季節行事みたいなものだ。 インターネットは、学会も産業も若いので、ここに集まるメンバーは、皆現役でがんばってるため世代交代がおきにくいのだろう。 また、Interopでは、Shownetという最高水準のネットワークを、多くの研究者や企業が協力して構築し、運営をしているが、ここのコアメンバーも世代交代が進んでいない。 みんな、徹夜がきついだろうな....
夜は、検索ポータル最大手のCTOのN氏、いまや携帯事業も手にいれた通信事業大手のCTOのT氏、NOCの責任者のF氏らと、東京で会食。 N氏もT氏も2000年頃に、毎晩のように日本のインターネットをどうるかを議論していた中で、一緒に海外出張などにも出かけたもので、昔話に花が咲いた。