Interopで、今日は僕がモデレーターをつとめたカンファレンスを行った。 テーマは、それぞれのFMCとうことで、新規参入の携帯事業者と既存事業者の方に登壇してもらった。 FMCやMVNOという言葉については、やはり各社各様の捉え方をしているため、単純にFMCどうするの? などの回答が綺麗に出揃うわけではない。 一方で、各社の戦略とも端末の多様化、サービスの多様化は、とうぜんながら打ち出していて、さらには情報家電との接続なども視野にいれているので、まぁ消費者にとっては、見かけ上豊富なサービスが得られるのだろう。 ただし、これらが本当に選択の自由度が広がり、市場競争によるメリットが出るのかというと、どうも結局のところ暗黙の支配のなかで踊らされるのではという気がした。 会議のなかで、増大するトラフイックに対する課題意識も、各社に共通したものだった。 しかし、End to Endなインターネットで、トラフィックというのは、通信の片側だけに発生理由があるわけではないということや、インターネットの自律性の重要性といのは、認識が薄いのではと感じてしまった。
夕方、東京にもどり某省の技術顧問をしているI氏と会食。 I氏は、霞ヶ関を中心とした公共ネットワークの設計などをした人で、UUCPの時代に自宅にSunのサーバーを置いて、興味のある若者たちに開放したりしていた人で、実に多くの若者をこの業界で育てている、とてもユニークなおじさんで、とにかくタフだ。 実は、かれはずっーと昔に、僕が勤めているいまの会社に在籍したことがあったりする。 まぁ、不思議なめぐり合わせだ。