Wi-Fi AllianceのBarcelona meetingでは、2015年に向けたWi-Fiの戦略を立案するというミーティングが行なわれた。
これは、普段の標準化会議の進め方とは異なり、ブレストをしてトピックスを出して、それを整理し、さらに参加者が興味のあるトピックスに投票(複数)するというプロセスで進めた。
こういう、戦略立案手法って、とても典型的だし良くやるんだけど、日本の会社ではあまりポピュラーじゃない。
僕は、もう25年くらい前に務めていた会社で、製品のコストダウン合宿があって、ブレストやって、KJ法で整理するというの手法を最初に教わったけど、それは普遍的な手法として、とても役に立っている。 だいたい、KJ法は日本人の川喜田二郎さんのイニシャルなくらいなのに、特定の分野でしかされていなのは、普遍的な技術や仕事の進め方を特定の条件化の手法としてしか伝承しないという、パターン認識的教育の性ではないだろうか?
こういう、思考整理や議論のトレーニングを、どんどんしていかないと、世界で戦えなくなっちゃうよなと、いつも不安になる。