シンガポールで開催中のIEEE802.11Plenaryで、今日で僕の担当の11aiの会合のスロットが終わった。 仕方がないことではあるが、face to face 会合だと、いつも初参加の人がいるので、ある程度同じことを毎回しなくてはならない。 しかし、少なくとも投票権を行使するような参加者には、きちっとそれ迄の議論や、会合の内容を勉強してきてほしいものだ。 僕たちは、2ヶ月に一回の実会合の間も、毎週電話会議で議論しているわけで、しかもその議事録も会合冒頭で、承認しているくせに、まったくその流れを読まずに、自己満足のための発表をしたりする輩には、本当にうんざりさせられる。
特に、欧米からの参加者にはいない研究所系の人は、結局なにかをしたいのではなくて、自分が発表したりする足跡を残したいだけとしか思えない。 例えば、普段の議論に参加し、時間を割いて、それでも審議時間が不足だとかいう意見を言うのは正当だけど、いままで何も参加せずに、いきなり出て来て意見が繁栄されないから、審議を引き延ばすというのは、そこまで時間を割いて来た人達に対する暴挙でしかない。 さらに、もっと酷いのは、会議中内職をしていて、投票になったら知り合いの同国人が投票したほうに、意味もわからず投票する人までいる。 欧米の参加者は、少なくとも判らなかったら、棄権票を投じるか投票に参加しないという責任ある行動をとるのだが、どうもそういう文化は特に日本人にはない。 そして、自分の発表が終わったら、全体会合には参加しない人が多い。
こうやって、いたずらに権利行使だけして、全体に貢献しないから、いつまでたっても、日本人が嫌われるんだろうな。