長男の高校の卒業式のため、早朝に家を出て秩父市大滝村へ行く。 長男は、大滝村にある私立光の村養護学校秩父自然学園で中等部1年から6年間就学し、今日めでたく卒業を迎えた。 ちょうど、学校の木工部で製作をお願いしていた、ダイニングテーブルが完成していた。 これは、一切釘などを使わずに作られているが、木のの良さがとても出ていて、その完成度の高さには驚かされた。
学校のことや障害者教育のことは、沢山書きたいことがあるのだが、まだまだ自分なりに整理ができていないことが多いのと、勉強中のことが多いので、またいづれまとめてみたい。
卒業式と祝う会を終えて、近くの三峰神社に6年間のお礼を込めて参拝したあと、荒川村の柴原温泉にあるかやの家に家族で泊まる。 ここは、日本秘湯を守る会の会員だそうで、以前から評判を聞いていて一度泊まりたいと思っていた。 とにかく、静かな宿だ。 温泉は単純硫黄冷鉱泉で、加温はしているが、刺激はそんなに強くない。 風呂は、全て榧の木の浴槽になっていて、低温、高温、露天の3つの風呂が男女それぞれにある。(男女は時間で入れ替え) 露天風呂に入ってると、周囲の山から鶯の鳴き声が聞こえてきて、なんともいえず癒される。 料理は、春らしく桜のおこわや菜の花から始まり、岩魚のお造り、焼き物、山菜の天婦羅、鹿肉のステーキと品数も豊富で、味付けは基本的に控えめで、とても美味しい。 もてなしも、質素、控えめという感じで、全体としてとにかく、静寂とゆっくりという空間を愉しむことができた。